デルコスカレー・チキンビリヤニ

新商品|チキンビリヤニ、ついに登場!

デルコス定番の裏メニュー?!

なぜ、ビリヤニを発売することになったのですか?

デルコス常連客から、「メニューに加えて欲しい!」と熱望され続けてきた「ビリヤニ」が、ついに販売されます! これまでデルコスの「裏メニュー」として愛されてきた「ビリヤニ」の秘話について、デルコス八王子店のガネーシャ店長にインタビューしてみました。

実は、カレー以外の主食メニューを考え続けていました。その候補として、ビリヤニはずっと頭のなかにありました。しかし、ビリヤニの調理は時間がかかるので、どうしても手が出せなかったのです。特に、お客様がひっきりなしに訪れるランチタイムでは、どうがんばっても、準備のための時間が不足してしまいます。ただでさえ、デルコス八王子本店は、メニューラインナップが豊富なため、どうしても商品として追加することができませんでした。ただし、時間に余裕がある時間帯では、お客様のリクエストにお応えして、しばしばビリヤニを作っていました。そんなわけで、いつの間にか「裏メニュー」として浸透していたのです。

5年くらい前に、「マトンビリヤニ」と「チキンビリヤニ」をグランドメニュー(通常メニュー)に加えたこともあったのですが、上記の理由で、残念ながら販売を中止してしまいました。こんなに美味しいのに、テーブルに出せないということで、とても悔しく寂しい思いをしました。しかし今回、調理法を工夫することでビリヤニをグランドメニューに加えることに成功! 特に、新店の鴨居駅前店は、八王子本店よりキッチンスペースが狭いため、試行錯誤を重ね、ようやくメニュー化に漕ぎつけました。ですから、今回のメニュー復活は、私たちスタッフ一同とても嬉しく、厨房でも自然と力が入ってしまいます。

気になるお味は? どんな味付けがポイントなのでしょうか?

一言で言えば、味は、日本のチャーハンがスパイシーになった感じです。もともとビリヤニは、お祝いの時に食べるような、ちょっと贅沢なインドの家庭料理です。私の家でもお母さんが作ってくれて、家族の誕生日や結婚式などでよく食べていました。それぞれの家庭の味が色濃く出ますので、「これが答え」という味はないんですよ。どれくらい前からある料理なのか知りませんが、私のおばあちゃんが、「私が生まれる前からあったご馳走だよ」と言っていたのを覚えています。インドでは定番の食べ物で、BHOJAN(ヒンディー語で「食事」の意味)屋台でも、長いお米(vasmati)のビリヤニをよく見かけます。

企業秘密で詳しくは言えませんが、デルコスのビリヤニは香辛料の配合に仕掛けがあり、とてもクセになる味だと思います。一部だけ美味しさの秘密をお話しすると、具材として、スパイシーなタンドリーチキンを加えていること。そして、ライスにはサフランとターメリックを加えていることもポイントです。サフランだけだと、色がまだらになってしまいますし、ターメリックは、肝臓にも優しい成分が入っているそうなので、ふたつで色と風味をつけています。

辛さは?

中辛をスタンダードにしています。辛口にすると、辛さとスパイシーが増すイメージ。もちろん、辛さはお好みで調整できますので、ぜひ、注文時にリクエストしてください。あくまでも目安ですが、小学生以上であれば中辛がおすすめですが、それ以下のお子さんなら、甘口がいいと思います。

卵はデルコス独自のトッピングですか?

そうです。多くの日本人は、卵が大好きでしょう? だから、卵をトッピングしました。これは、デルコススペシャルです。インドでは、こういうビリヤニの食べ方はしないと思います。

生卵のトッピングと目玉焼きのトッピングがあるんですね?

店内では、生卵か目玉焼きのトッピングが選べます。ただし、夏場の暑い時期は目玉焼きのみの選択となります。また、テイクアウトでは、目玉焼きのトッピングのみとなります。インドで、生卵派の人は、まずいないと思いますが、日本人は卵かけご飯のように、生卵を食べるのが好きですよね。だから、こういうトッピングのオプションもプラスしてみました。日本でヒントをもらって、インド料理がさらに美味しくなるというのは、何とも不思議なことですね。うま味を引き立てるように、新鮮な卵を使って調理していますので、ぜひ、食べてみてください。インド人スタッフの中には、生卵をトッピングするのが好き、という人もいます。どうしても目玉焼きは油を使うから、ダイエットできないとのことで(笑) 私は、どちらも自信を持ってご提供していますよ!

デルコスカレー・チキンビリヤニ

テイクアウトは、目玉焼きのトッピングです!

チキンビリヤニは、予約注文なのでしょうか?

これからは、予約なしでOKです。
営業時間(ラストオーダー)内なら、いつでもご注文いただけます。
ただし、八王子本店では、ランチタイム11:00~16:30のみセット扱いとなります。

テイクアウトでの美味しい食べ方はありますか?

好みにもよりますが、テイクアウトしたら、レンジで「チン」した方がいいと思います。やはり温かい方が美味しいですよ。 インドでも、ビリヤニが冷めてしまったら、電子レンジを使ったり、フライパンで温めたりすることがあります。 特におすすめはフライパンで温める方法。フライパンにバターを入れてビリヤニを加え、お玉でザッと混ぜて蓋を閉め、2~3分熱を通してから食べます。 ちょっと手間はかかりますが、風味がアップして美味しい食べ方なので、ぜひ、試してみてください。

スタッフのみなさんは、どんな思いで作ってるのですか?

思いは一つ。食べてデルコス(ヒンディ語で「ハッピーハート」の意味)!
いつも、スパイスとライスがどんな感じに混ざり合ったら美味しくなるのか、考えながら作っています。 本場インドの食卓ではいつもカレーがあり、みんなの大好物です。 ビリヤニもまた、家族や友達が集まった時、お母さんに「今日のご飯は、ビリヤニだよ!」と言われると、大人も子供も嬉しくなる料理です。

デルコスのシェフは全員インド人ですから、当然、味も本場色が強くなります。 しかし、お客様のほとんどが日本人のため、デルコスでは日本人スタッフの意見も取り入れて研究しています。 本場インドではもっとたくさんのスパイスを使いますし、日本人で苦手な方が多いクローブなども加えています。でも、日本人にとっての食べやすさを考えれば、刺激が強すぎるかもしれません。 しかしだからといってあまりスパイスを控えめにしても「本場らしさ」が出なくなり、このさじ加減が、とても難しい。 これはあくまでも感覚なのですが、日本の人は、辛いのは苦手だけど、スパイシーさを、より好む傾向にあるようです。 いずれにしても、日本の人にデルコスの料理をもっと美味しく食べてほしいので、常に研究を重ねながら、日本人に喜ばれるインド料理を追求しています。

ビリヤニをもっと本場風に調理してと頼まれたら、どう調理しますか?

本場風だと、炊き込みにしますね。
それと、本場の長いお米(vasmati)を使ったり、クローブを加えたりしたら、もっと本場感が出せると思います。 ですが、ご心配なく。そもそもデルコスのビリヤニは、本場と近い味付けですからね!

日本とインドのビリヤニの、大きな違いは?

本来、インドのビリヤニは、「炒める」のではなく「炊き込む」のが基本。 でもそれだととても時間がかかるので、デルコスでは炊き込みでなく、フライパンを使用して、チャーハンのように炒めています。 実はインドの飲食店でも、昔ながらの炊き込みスタイルではなく、短時間で作ることができるように、ライスと具材を炒めるチャーハンスタイルも多くなっています。 また、ビリヤニは本来、北インドの発祥ですが、今は、南インドでも食べられるようになりました。 ただ、スパイスの量は、北インドより少なくして食べるようですね。

デルコスのチキンビリヤニには、何をサイドメニューするのが「通」なのでしょうか?

そうですね~(笑) やはり、ミニサラダとラッシーですね。
インドでは、塩ヨーグルトや塩味のラッシーを頼む人も多いでしょうか。お店に来た時は、ぜひ、スタッフにそんなことも聞いてください。楽しみにお待ちしております。
ありがとうございました。

品名 内容
チキンビリヤニ 玉子・サラダ付き(八王子本店:サラダ付きは、ランチのみのサービス)
※テイクアウトの場合、トッピングは目玉焼きとなります。
取扱店:八王子本店

インタビュアー:シャンティ・ヨガンヌ

デルコス・スタッフ

今月のスタッフ スナップ:プラビーヌ・サーラマ Praveen Sharma

シャンティのデルコスごはん <コラム 第一回>

これまでインド渡航歴は30回以上。
そんな私でも、現地でビリヤニを食べたことは1、2回しかありません。理由は、値段が高いから。
そして、レストランで注文すると超大盛りで出てくるから。とにかくインドの人たちは炭水化物が大好き。ナンでも、チャパティでも、米でも、大量に食べるのです。

数少ない本場インドでのビリヤニ体験ですが、そのなかでも忘れられない味があります。 それはカルカッタの街を歩いていて、見知らぬインド人に誘われ、結婚式のパーティにお邪魔したとき。 インドではこういうことがよくあって、「おっ、外国人か! ちょうど結婚式をやっているからよっていきな! 御馳走を食べていきな!」と声をかけられることが少なくないのです。 インドでは、披露宴のパーティを夜に開くのがお決まりで、その日、私は夜ご飯を食べに行こうと、フラフラ通りを歩いていたときに、運良く、声をかけてもらいました。

サーカス小屋のようにテントを張っただけの披露宴会場では、100人近いインド人が御馳走を食べています。 中央には派手に着飾った新郎新婦が座っていて、いろいろな人に祝福されていました。 私は誘ってくれたインド人と一緒に、御馳走が並んだテーブルへ。そのなかで一番先に手を伸ばしたのがビリヤニでした。 披露宴の料理だったため、チキンが炊き込まれた贅沢版で、ターメリックの黄色い色が食欲をそそります。 お皿いっぱいによそって頬張ると、ほどよくスパイスが効いていて、風味豊か。 辛さはそれほど感じられず、シナモンやジンジャー、クローブなどの香りが鼻奥へフーッと突き抜けていきます。 夢中で私は何杯も食べました。きっと近所の奥さんたちが、今日というハレの日のために朝から頑張って用意したに違いない手作りのビリヤニは、とても愛情がこもっていて、最高の味でした。

ビリヤニといえば、その夜を思い出す私ですが、日本でインド料理屋さんに出かけた時には、ときどき食べることもあります。 野菜をたっぷり使ったベジビリヤニや、本場さながらのマトンビリヤニなど、お店によって特徴が異なっているのもお楽しみ。 あの、カルカッタで食べたビリヤニほどスパイスの香りが豊かなものにはあまりお目にかかれませんが、それでも、日本でビリヤニを食べるたび、あの日の光景が胸によぎります。

さて、そんなことを思い出しているうちに、目の前にビリヤニが運ばれてきました!
初めて食べる、デルコスのビリヤニ。 ガネーシャさんのおすすめの通り、ミニサラダとラッシーを合わせていただきます!

コラム:シャンティ・ヨガンヌ

デルコス八王子本店

年中無休

<イートイン>
【ランチタイム】
 11:00~17:00(L.O. 16:30)
【ディナータイム】
 17:00~22:30(L.O. 22:00)

<テイクアウト>
【ランチタイム】
 11:00~17:00(L.O. 16:30)
【ディナータイム】
 17:00~22:30(L.O. 22:00)

<UberEats>
 11:00~22:00

お得なランチ、ディナーセット、パーティープランもあります。
テイクアウト、企業向けデリバリーも承ります。

木のぬくもり感じる、アットホームなインドレストラン
JR北八王子駅から徒歩5分。国道20号線の大和田坂上交差点角にある八王子本店は、ゆったりくつろげる雰囲気が特徴です。店内は、テラス席を含め55席。おひとり様から大人数でのパーティまで、幅広く対応しています。

アクセスマップ

所在地 デルコス八王子本店|〒192-0033 八王子市高倉町1-10-1F
連絡先 042-648-5227|FAX. 042-660-5739